レイカル 7 六月「レイカルのあめふり」

「……やみませんね……雨」

 窓辺で降りしきる雨を眺めていたレイカルに、作木は意識を振り向けていた。じぃっと外を凝視するレイカルに、作木は応じる。

「梅雨だからねぇ」

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