JINKI 38 守り人の価値

「あー、そうじゃねぇ。もっと寄せるんだよ。ナナツーなんて姿勢制御楽なほうだろうが」

 両兵の言葉に迷彩仕様の《ナナツーウェイ》がよろめき、またしても倒れる。前のめりに倒れたお陰で派手にすっ転げる事態は防げたが、それでも何回目だ、と呆れ返っていた。

 とはいえ、極東の島国で人機のノウハウは存在しない。

 だからこその自分と、そして――。

「よーし、いい感じ。そのまま歩くことだけに集中してー」

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