レイカル 14 一月「レイカルの雪合戦」

「創主様っ! 創主様! 起きてください!」

 布団を揺さぶられ作木は眠気の残る瞼を擦っていた。

「……どうしたの? レイカル。まだ朝早いんじゃ……」

「そうではありません! ご覧ください!」

 カーテンを開いたレイカルが感嘆の息をつく。作木も思わず、わっと声を上げていた。

「雪だね……」

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