JINKI 62 メカニックの誇り

『トウジャってのはさ、もっとこう……アクロバティックに動かないと。こんな両腕、ナンセンスが過ぎるよ』

 そうぼやきながら軍部の改修が入った《トウジャCX》を、まるで意のままに操るエルニィに誰もが毒気を抜かれた様子であった。

 フィリプスによって無力化されたアーケイドは縛り付けてはあるが、空きの入ったその操主候補をどうするか、と思案していた者たちにとっては、まさしく意想外だったのだろう。

「……あんな子供が……動かせるんだ……」

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