ふと、目に留まった姿に赤緒は立ち止まっていた。
「あれ……ルイさん……」
どうしてなのだか、ルイは境内の奥に縮こまり、その顔を伏せていた。
まさかどこか悪いのだろうか。歩み寄った赤緒に、ルイがびくりと肩を震わせる。
「……その足音、赤緒ね」
「あのぉ……何かあったんですか? 南さんと喧嘩でも――」
「それはないから、放っておいて」
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JINKI オリハルコン・レイカル 人狼機ウィンヴルガ
ふと、目に留まった姿に赤緒は立ち止まっていた。
「あれ……ルイさん……」
どうしてなのだか、ルイは境内の奥に縮こまり、その顔を伏せていた。
まさかどこか悪いのだろうか。歩み寄った赤緒に、ルイがびくりと肩を震わせる。
「……その足音、赤緒ね」
「あのぉ……何かあったんですか? 南さんと喧嘩でも――」
「それはないから、放っておいて」