JINKI 91 アンヘルとお菓子のオマケ

「あーっ! またハズレだよ」

 手のひらサイズの箱を開いて嘆くエルニィに、赤緒は持ってきたお茶を差し出しつつ尋ねていた。

「……何なんです? それ。小さな……消しゴム?」

「これ? お菓子会社に南が渡りをつけてくれてさ。製造に漕ぎ着けたから、一応最終チェックしてみてくださいってたくさん送られて来た試作品」

 赤緒はエルニィから渡されたその消しゴム玩具を注視する。その形状は、紛れもなく――。

「あれ? これって……人機?」

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