携帯を義務付けられている端末がけたたましく鳴り響いた。それも3人全員……。それは、紛うことなく男隊員からの〝呼び出し〟を告げるものだった。お互い顔を見合わせうんざりとした顔で溜息を吐く。
そう、私たちに安息の時間なんてものは無かったのだ…………。
「んあぁぁっ!! うぐぅっ、あっ、あぁっ! はっ、あっ、あぁぁっ!!」
「あっ、がっ! んっ、んんっ! うぁぁああっ!! んくぅううっ!!」
目の前でマコトとラーラが男隊員に犯されている。 私はそれを地面に組み伏せられた状態で見せられていた。
2人の綺麗な顔や髪の毛には白く粘ついた体液がこびり付き、後ろ手で拘束されたその肢体に男が覆いかぶさって腰を振っている。
「ひひひ、次は中に出してやるぞっ!! しっかり孕みやがれっ!!」
「あぁっ!! い、いやっ! はげっ、し……うっ、くぅっ! んあぁっ!! あっ、ああぁぁぁっ!!」
肉棒を何度も何度もマコトの膣へと乱暴に叩き付けていた太った男隊員が、そのでっぷりと出たお腹をマコトの股間に密着させるとブルブルと腰を震わせて、何度目かになる射精を行った。
「うぅっ……!!」
思わずその光景から顔を逸らす。するとすぐに髪の毛を掴まれて正面を向かされた。
「おらっ! ちゃんと見ろ!」
「そうだぞ。次顔逸らしたら、あの2人が犯される時間が伸びると思え」
1人が私を組み伏せ、その傍にはさらに2人の男隊員が目の前の肉の宴を下品な顔で眺めていた――その3人は、昨夜私が相手をさせられた男隊員たちだった。
「あ゛っ! がぁっ! う゛ぁっ! んあ゛ぁあ゛ぁっ!!」
ラーラの悲痛な呻き声が聞こえて来る。彼女を犯し続けている男は非常に大柄で、そのペニスも規格外のサイズだった。小さな身体のラーラにとって、根元まで無理矢理捻じ込まれるそれは凶器でしかない。強引に押し上げられながら変形する子宮が発する痛みに顔をしかめて苦鳴を上げる。
「もっと気持ち良さそうな声出してくれないと……子宮はきついか? それならこっちはどうかなっと……」
男は妙に優しい口調でラーラの腰を掴んで浮かせると、腹部を突き上げる様にしてペニスを挿入し始めた。
「あ゛っ、がぁ゛あ゛あぁ゛ぁあ゛あっっ!!」
濁った悲鳴が上がり、ボコッと腹部の皮膚が盛り上がったかと思うと、ラーラの股間から黄色い液体が噴き出した。膣内の性感帯であるGスポットと隣接する膀胱が巨大な肉杭で串刺しにされたのだろう。あんなの誰だって〝ああ〟なるに決まっている。痛いときや苦しい時に笑おうとする癖を出す余裕すら無さそうだった。
「もう子供も産んでいるのにお漏らししてしまうなんて……これはお仕置きが必要だな」
男が体勢を変えたことで、ラーラの姿が背中に隠れて見えなくなってしまったが、聞こえてくるラーラの絶叫からロクなことが行われていないことは理解できた。
「なっ、何でこんなっ……! 私に見せ付けるようなことするのよっ!!」
犯されるのは勿論嫌だ。でも、2人と一緒に犯されていた方がこんな気持ちを味わわなくて済む。私は激昂しながら傍にいる男隊員たちを睨み付けた。
「へっ、これはなお前への教育だ」
「き、教育……? 一体何を言って……」
「お前、昨日俺たちの相手してる時、最後の方、いつにも増して反抗的で態度がなってなかったからな。改めてしっかり立場を分からせてやる」
「な――っ!?」