最後の方は特に反応も薄くなってしまっており、男たちにはそれが不満だったのだろう。
「そんな……ことのために2人を……ふざけないでっ! それなら私に直接やれば良いじゃないっ!」
「んんっ? まだそんな口が利けるのか。これは思う存分やらねぇとダメみたいだな」
そう言って3人の男たちが顔を見合わせニヤリと邪悪に嗤うと、マコトとラーラを犯している2人に呼び掛けた。
「おいっ、そいつらもお前たちの精液でだいぶ汚れただろ? いつも中に出されるのは嫌がるからな。〝メンテナンス〟をしてやれ」
「メンテ、ナンス……?」
普段から人機を使用する私にとっては馴染のある言葉。しかし、それは女性の身体に対して使う言葉では無い。これから何が行われるのか、組み伏せられたままの私は男たちの動向を不安げに見ていることしかできない。
「マコト!! ラーラ!!」
「うっ、く……うぅっ……大丈夫……こんなの平気だから……」
「はぁっ、はぁっ……う゛っ、あ゛っ……はぁっ、はぁっ……えへへっ……アキは心配しなくても良いよ……」
2人の表情に心が引き裂かれそうになる。もう十分だ……けど、まだ終わっていない。本当の悪夢はここからなのだ。
マコトとラーラを犯していた男隊員がそれぞれ、ぐったりとする彼女たちの上体を起こすと背後から羽交い絞めにし、足を無理矢理開かせた。
そして、私の傍にいた2人がそれぞれ彼女たちの元へと近寄っていく。
――その手には歯ブラシを2回りほど大きくした道具が握られている。
「ま、まさか……止めてぇっ!!!」
言葉の意味を理解した私は必死になって2人の方へと向かう男隊員たちに叫ぶ。しかし、それが聞き入れられるはずがない。
「う、あ……何を……?」
「へへへ……じっとしてろよ」
足をM字に開いたマコトの前に男がしゃがむと、そのブラシを股間へと近付け、クリトリスをゾリッと擦り上げた。
「あ゛ぁあ゛あ゛ぁあ゛ぁ゛あ゛ぁ゛――っっ!!!」
マコトの身体がビクリと痙攣し、素っ頓狂な悲鳴が口から漏れた。
「ひっ……!?」
普段の彼女からは想像もできない濁った悲鳴に、ラーラは驚きと恐怖で身を竦める。その彼女の目の前に、もう1人の男隊員がしゃがみ込む。
「お前も綺麗にしてやるからな」
「い、いや……止め……」
ラーラの返事を待つ前に同じく陰核をブラシが襲った。
「――っ!? い゛だぁ゛ぁ゛あ゛ぁ゛――っっ!!」
硬質のブラシが末梢神経の集中するクリトリスを削る激痛に、叫び声を上げながらバタバタと足を暴れさせた。
「ひっ、あ゛がぁあ゛ぁ゛っっ!!」
再び聞こえるマコトの悲鳴。男たちがブラシを動かすたびにどちらかの口から悲鳴が吐き出される。まさに地獄絵図だった。
「止めろぉっ!! もう止めろぉっ!!」
「何言ってんだ。まだ始まったばっかりだぞ」
悲痛に叫ぶ私に投げられる無慈悲な宣告。
私がどれだけ謝罪しようが、2人がどれだけ叫ぼうが、男たちが満足するまで続けられるのだろう。
「まぁだが、悲鳴ばかりなのもつまらんな。あれを使うか……お前ら、よく聞け!!」
私を拘束している男隊員がマコトやラーラにも呼び掛ける。
4人の男たち含め、この場にいる全員が私を組み伏せている男に注目した。
「お前ら2人の内、どちらかにこれを塗ってやる。効果は……痛みからの解放ってところだな。アキ、お前が決めろ。決められないのなら、これは無しだ。精々、2人が泣き叫ぶのを聞き続けろ」
そう言ってポケットから瓶に入った粘度の高い透明の液体を取り出した。男が私の顔の前でそれを見せ付けるかのように揺らす。