ウィンヴルガ 12 ②ドミネイトの女性はドミネイトの女たち~アキの場合~

「そ、そんな……」

「………………」

「はっ、はぁっ……あ、ぐっ……」

 咄嗟に言われても決められるはずがない。どちらかを選ぶとどちらかを切り捨てることになるのだ。それに、こいつの言う〝痛みからの解放〟なんて言葉も本当かどうか分からない。

「うっ、くっ…………」

 時間ばかりが過ぎていく。いつの間にかマコトとラーラへの責めが再開されており、2人の悲鳴が私を急かすように責め立てる。そんな中、言い淀む私と目が合ったのはマコトだった。

 陰核への拷問の痛みに涙を流し目を赤くしながらも、光の残った力のある目をこちらに向けていた。その瞬間、言葉が無くとも彼女の言いたいことを理解した。

「選べないか? なら、これは……」

「…………ラーラに使って……」

 私がそう呟くと、マコトは満足そうに微笑んで目を閉じた。

「それが、痛みを無くすってのは本当なんだろうな……?」

「あぁ、本当だ。痛みは無くなるよ……へへへへ」

 含みのある言い方と腹の立つ表情が気に入らないが、ただでさえ良く怪我をしているラーラの身体にこれ以上の苦痛という負担を掛けたくは無かった。

「強力なやつだからな。塗る時は手袋をしとけよ。お前の精液も着いてるからな」

 ラーラに付いている2人が詰り笑いながらビニール手袋をはめると瓶の中身を手に取り、塗り伸ばしていく。そんな危険な液体をラーラの身体に使用されるのかと、私は早くも選択を後悔し始めていた。それはマコトも同じで、不安そうな視線をラーラの方に向けている。マコトを責める男たちも手を止め、ラーラたちの方を興味深そうに見つめていた。

「たっぷり塗ってやるからな」

「いらないよっ! そんなもの、いらなっ…………んあぁっ!」

 男たちのゴツゴツとした手が前後から伸びて、ラーラの白い素肌に強く触れた。男の熱で生暖かくなった滑りのある液体が肌の上を滑る気持ち悪さにラーラが思わず声を上げる。

 腹部や太腿、普段ならば触れないような部分にまで、男たちの指や手が撫で回す。

「くううっ!? んっ、う……ううっ……! ふぅっ、ふっ! ふーっ、ふーっ……!」

 全身をベタベタと這い回る不快感にラーラが眉をひそめる。耐えるように奥歯を食い縛り、4本の手による全身愛撫から少しでも逃れようと身をくねらせる。

「ここにもしっかり塗ってやるからじっとしてろよ」

 ラーラを背後から羽交い絞めにしている大柄な男の両手が彼女の小ぶりな乳房を荒々しく揉みしだいた。手がすっぽりと乳房全体を包み込み、ぎゅうぎゅうと搾る手つきで液体を塗りたったと思うと、そのまま親指と人差し指で乳首を転がすようにクニクニと弄り回す。

「ふぐっ……! んんっ、んぁぁっ……! うぅぅっ……ふっ、うっ……」

 男はまるでこれからここを使うとでも言っているかのように、乳首を執拗に弄り、液体を塗り込んでいく。

 どれだけ心は拒絶しても、日々の男隊員たちとの交わりによって開発され尽くしたラーラの性感帯は、その刺激を快楽と受け取ってしまう。目をギュッと瞑り、朱に染まりつつある顔を天井の方へと向けながら息を押し殺す。

「なら俺はこっちをやるか」

 前側にいる男が、さらに瓶から液体を取り出すと、ラーラの震える股間に指を這わせ始めた。

「い、いやっ!! そこやだっ!!」

 〝自分の赤ちゃんを育てたい〟――そんな夢を持つラーラにとっては最も大切な女性器に未知の液体を塗り付けられる。その恐怖に目を見開いて腰を捩って拒絶した。

「へへへ、暴れても意味ねぇよ」

 小柄な身体を大の男が2人がかりで押さえているのだ。抵抗など無駄な努力だった。

 大男に無理やり犯され続けたラーラの赤く腫れ上がった大陰唇や性的刺激によって勃起したクリトリスにも液体が塗られていく。溢れた愛液と混じり合い、ラーラの股間が淫靡に光る。

「んくっ……! や、やだっ……んぐっ……ふっ、ふぅっ……んんんっ!!」

 乳首に加えて陰部への刺激に太腿を波打たせ、足の指がピクピクと痙攣しているのが見える。

 ラーラはイヤイヤと首を振って拒絶するが、その行動は男をさらに楽しませるだけだった。

「次はここだな」

 表面の次は中――男の指がラーラの縦筋を割り裂いて侵入する。

 非常にハードな責めを受けることの多いラーラは、今日のように規格外のペニスの他、5本の指や、人機のパーツを挿入されたこともある。そして、2度に渡る出産経験。それでもなお、ラーラの膣は綺麗な形を保ち続けていた。その膣口までも液体で侵される。いや、男たちからしてみれば、〝そこ〟が一番重要なのだろう。

「いやぁっ!! いやぁっ!! くぁぁっ、んぁぁっ! あっ、うっ、ふうぅぅんっ!? んっぐぅ、う……あっ! ふぁぁっ!?」

 膣粘膜を覆っている愛液を上書きするようにたっぷりの液体が塗りたくられ、襞の1本1本に染み込んでいく。

 耳を塞ぎたくなるような悲鳴と喘ぎが入り混じった声。私はそれを聞きながら心の中で謝り続けた。

 これはラーラのことを思ってのことなんだ――と反芻し続ける。

「んぁっ!? そ、そこはっ……ふぁっ、んぅっ! ぃ、ぃゃ……んふっ、んぐぅっ! あぐぅぅっ!!」

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