JINKI 107 思い出が翳らぬように 投稿者:綱島志朗公式サイト管理人 2020年11月21日2020年11月21日 JINKI 107 思い出が翳らぬようににコメント それぞれに携行する巨大なリュックサックを背負った後ろ姿に、赤緒はむぅと頬をむくれさせる。 「なぁーに、不機嫌やってんだ、柊」 「だって……急に言い出すんですもん、南さんも。今日は鯛料理だったのに……」 「時間がねぇんだ、仕方ねぇだろ。黄坂だってない暇を割いてやってんだから、文句言うなよ」 下操主席で南のフォローをする両兵に赤緒は言いやっていた。 「……そもそも、何で体操服なんですか……」 ページ: 1 2 3 4