JINKI 125 模造師は嗤う

 カプセルの中に入れられた縮小された《モリビト2号》に、ジュリは首を傾げる。

「何、それ」

「分からんか? プラモデルらしい」

「それくらいは分かるわよ。言いたいのは、何でそんなものをわざわざ持って私の前に現れたのかって言うこと。忙しいんでしょ、シバ」

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