JINKI 135 あなたのくれた祝福の日に

 ――目が醒めると、時々いつの間にか泣いている自分を発見する。

 理由もなく、別に寂しいわけでもないのに。

 ただ何となく、ここに居て、何となく戦っているわけではないはずなのに。

 一人にしないでなんて言えたのはいわゆる少女の頃くらいで、それ以来はずっと、理由を持って戦ってきた。

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