JINKI 136 願いの篝火に寄せて

 状況次第では一個師団が組まれるという情報を聞きつけ、ジャングルを分け入っていく。

 その足並みが森林地帯を踏みしだき、甲高い鳥の鳴き声が木霊していた。

 キャノピー型のコックピットを持つ《ナナツーウェイ》は防音仕様ではあったが、それでも森の悲鳴が鋭く劈く。

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