レイカルノベル 23 8月 レイカルと精霊馬

「――では今日は算数の勉強を……どうした? レイカルよ。呆けた顔をして」

 ヒヒイロの疑問にカリクムは肩を竦める。

「いつものことだろー? レイカルがぼんやりしてるのは」

「……しかし……ちょっとばかしいつもより……レイカルよ、聞いておるのか?」

 その段になってハッとレイカルが我に返る。

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