JINKI 156 誇りある職務を

『――ご覧ください! これが彼の――アルベリッヒレインです!』

 その言葉と共に標的へと重火力が撃ち抜いていく。

 肩口にガトリングガン、そして胸部には二門のプレッシャー兵装、その手に携えたアサルトライフル――どれを取ってしてみても一級の装備を誇る漆黒の人機が加速度を湛えて、一気に空を駆け抜けていく。

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