JINKI 160 想いを綴って

「あれ? さつきちゃん、それってお世話になっていたって言う旅館への?」

 赤緒が声をかけたのはさつきが書き綴っている手紙の書面を見かけたからであった。

「あ、はい。できるだけ毎日欠かさずに、私はアンヘルでお世話になっているって書くようにしています。もちろん、トーキョーアンヘルの機密は機密で」

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