JINKI 204 アンヘルと蚕の市

 ふんふふーん、と鼻歌交じりにエルニィが境内で作業しているのを視界に留めて、赤緒はあれ? と首を傾げる。

「立花さん。今日は縁日の予定はありませんよ?」

「なぁーに、言ってんのさ。赤緒も知んない? いわゆる蚤の市って奴」

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