JINKI 255-1 地獄からの死者

【1】「地獄からの死者」

 納得した覚えはない、と何度目か告げられてハマドは正直なところは辟易していた。

「……カリス。いい加減にしましょうよ。私だって、別に納得したわけではないんですから」

『けれどよ! 今回ばっかりはねぇ話だろうが! アンヘル連中と事を構えるでもなく、空域を見張れってのはよ!』

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