JINKI 164 贈る言葉だけでも

 火線が舞う。

 その最中を突き進むのは紫色の痩躯たる《ナナツーマイルド》。

『《バーゴイル》の編隊はこっちで引き受けるわ。自称天才、そっちの通路は任せた』

「はいはい。こちとら、慣れたものだから、ねッ!」

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