境内の中心地でぱちんと焚き火の火が飛び、シールと月子を呼び込んで、エルニィがカレーを頬張っていた。
「あー! 立花さん、駄目ですよ! こんな時間にカレー……って言うか、何やってるんです?」
「あっ……やっば、見つかっちゃった……」
よくよく目を凝らせばカレー鍋を焚いているのはガスコンロで、境内で無許可の焚き上げを行っていた。
「しかも火の元なんて……危ないじゃないですか!」
「いやー、でもさ、みんなが寝静まってからのこの味……堪んないんだよね」
「赤緒、オレらも共犯だから、ここは勘弁してくれって。な? 大丈夫だって、火の番は気を付けてっから」
「そういう問題じゃ……あれ? 家の中で寝ないんですか?」
「あー、うん。ここんところ、ずっとこれにハマっててねー」
エルニィたちの向こう側には巨大なテントが陣取っている。
「……て、テント? 境内に……?」
「いわゆるミニキャンプって奴だ。何だか南米のあの頃が恋しくなっちまってな。示し合せてここ数日はこっちで寝泊まりしてんだよ。あっ、言っちゃまずかったか?」
今さらにシールが口を噤もうとするのを赤緒は呆れ返る。
「……何をやってるんですか。神社ですよ? 罰当たりなんじゃ……」
「そんなこと言い出したら格納庫とかまさしくそうじゃん。罰当たりだとは思わないの?」
言い返されて赤緒は思わず返事に窮する。
「そ、それは……アンヘルとして仕方なく、です」
「そんなこと言っちゃってー。赤緒だって気になってるんじゃない? いいもんだよ? ミニキャンプ。ゴミの後始末とかはきっちりしてるから、赤緒だって今日まで気付かなかったんじゃん」
「……もしかして、ここ数日は毎日?」
詰問するとエルニィは目を泳がせる。
「あー……どうだったかなぁ……。最近のミニブームだから」
「エルニィ、正直に言ったほうがいいよ。赤緒さん、柊神社の巫女さんなんだから」
月子に促され、エルニィは悩んだ末に言葉を搾り出す。
「……べ、別に悪気があったわけじゃないんだよ? そりゃー、ミニキャンプってのは場所を選べってことなんだろうけれど、ここが一番安全じゃんか。だからその……ちょっとした趣味ってことで……一つ」
「認められませんよ。こんなのしてるって他のメンバーにばれたらどうするんですか?」
「その時は……ほら、ね? 絶品カレーがあるし!」
確かに鍋から漂ってくる香りは鼻孔をくすぐるいい香りだ。
「……立花さん、全然料理とかしないのに、こういうのは上手なんですね」
「うっ……言い方ぁ……。傷つくんだからなぁ、もう」
「でもよ、野営とかならオレら得意だから信用してくれていいぜ? 何なら一口食べてみろよ?」
シールがスプーンと共に差し出す。
赤緒は不承気に口に運ぶと、その美味さに驚嘆する。
「……意外……シールさん、カレーは上手なんですか?」
「意外って……それも傷つくんだが。ま、カレーなんて料理の基本だかんな。オレもそれなりに心得くらいはあるんだよ」
しかし、深夜のカレーと言う名のカロリー爆弾は魔性の味だ。
一口二口でペロリと行けてしまいそうで、赤緒は自制する。
「……や、やっぱりよくないですよ……ここって境内ですし。それにキャンプなんて……」
「そう? ボクは別にいいと思うけれどなぁ。ほら、ここんところ訓練だとか、色々あったし。そういう意味じゃ、いい感じにガス抜きになるって言うか」
メカニックにはトーキョーアンヘルの人機運用全てを任せている手前、確かに強くは出られない。
今日の平穏も彼女らなしでは語れないのだ。
「……でも、こんなことしていたなんて……」
「赤緒っ! バラさないでくれる? そうしたら赤緒にも……一晩だけ、キャンプの醍醐味を教えてあげるから!」
何だかいつになくエルニィは本気で、赤緒はうろたえてしまう。
「……で、ですが柊神社の責任者としては看過できませんよ……」
「じゃああと一回だけ! あと一回だけでもうスパッとやめるから! それでいいでしょ?」
何だか真に迫ったような言い草に赤緒はシールへと視線を流す。
「ま、どうせバレようがバレなかろうがそろそろよくない兆候だなとは思っていたんだよ。深夜にメシ食うのなんて健全でもねぇし、こちとらメシに関しちゃそっちに頼っている立場だからな」
「赤緒さんたちの晩御飯にはもちろん、不満なんてないの。ただ……ちょっと悪いことをしてみるって言うのも……そういう醍醐味かなって」
平時ならば常識人ポジションの月子でさえもエルニィの肩を持つということは、ミニキャンプはそれ相応の魅力があると見るべきなのだろう。
それを自分だけが経験できるとなれば、少しばかり天秤が傾きつつある。
何よりも――先ほど食べたカレーは美味しかったのは事実。
「……本当にあと一回だけですよね?」
「おっ! 赤緒、乗ってくれる?」
「……今回だけですよ。それにしたって、これだけ大掛かりなキャンプ……よく見繕いましたね?」
「それに関しちゃ、独自のルートがあってねー。ま、赤緒もじゃあ、明日! 明日の買い出しに付き合ってくれる? カレーのスパイスを買いたいんだ」
「……普段料理なんて全然しないのに、カレースパイス……ですか?」
「それは言いっこなし! 本当に美味しいカレーを食べさせてあげるからさ!」
エルニィの自信満々な言い草に、今は流されてしまうのも一興のような気がして、赤緒は承服する。
「……じゃあ、明日。明日のキャンプで終わらせてくださいね? 絶対ですよ」
「もちろん! 約束する! ねぇ、シールにツッキー!」
「そりゃー、いいけれどよ。赤緒にしちゃ珍しいじゃねぇの。オレら、自分で言うのもなんだが、結構悪い道だと思うぞ?」
それは理解しての考えであった。
赤緒は差し出されたカレーをもう一口、頬張る。
少し辛みが強いが、どうしてなのだか普段食べている何倍も美味しいような気がしていた。
「その……カレーの美味しさ! その探求のためなんですから!」
「へいへい、なるほど、それが赤緒なりの許しのラインってわけか。じゃあ、オレらもとびっきりのカレーを振る舞わねぇとな」
「赤緒さん、きっとびっくりすると思う。カレーってとっても奥深いから」
どこか浮かれた様子の二人に、エルニィは鼻息を荒くする。
「よし! じゃあ五人でカレーとミニキャンプ、やろっか!」
おーっ、と応じる中で赤緒はふと、疑問を抱く。
「うん……五人……?」
――学校からの帰路で直接エルニィたちと出会うのは珍しく、赤緒は合流するなり、制服のままでいいのだろうかと疑問視する。
「大丈夫だって! カレースパイスと他にも調味料でしょー。きっといつもより美味しいカレーに出来上がるに決まっているんだから!」
エルニィは既に上機嫌で、シールと月子も少し浮ついているようであった。
「にしたって、こういうのには乗らない性質だと思っていたが……赤緒、案外昨日のカレーにやられたクチか?」
図星だったので目線を泳がせていると、エルニィが指差す。
「あ、ここだね。シールとツッキーは別件任せた」
了承した月子とシールとは一回別れてから、木目造りの外観を持つどこか仰々しい店構えに圧倒されつつ、エルニィに続いていた。
「……って、あれ? 喫茶店?」
「ああ、ここのマスターにカレースパイス貰ってんの。言わなかったっけ?」
「独自ルートとしか……。どんな方なんです?」
「どんな方って……赤緒も知っている人だけれど?」
その言葉繰りに疑問符を浮かべていると、カウンターの向こう側からやってきた人影に瞠目していた。
「……と、友次さん……?」
「ああ、赤緒さん。それにいつもの。いらっしゃい」
「……えっと、どういうことですか? 友次さんが……喫茶店のマスター?」
「あれ? 言ったよね? 赤緒たちの通学路だとか学校関係者にアンヘルのメンバーが入り込んでいるって。友次さんはここで喫茶店のマスター兼、諜報員ってわけ」
「いやはや、自分でもコーヒーの味には自信があったのでこの副業を始めたのですが」
照れた様子の友次に意外な一面を見つつ、赤緒はうん? と首を傾げる。
「カレーのスパイス……ですよね?」
「ここの裏メニューがカレーなんだけれど、まぁちょっと食べてみてよ」
カウンター席に通され、間もなく出されたのは小さなカレー一食分であった。
しかしただのカレーでないのは、漂う香りの特殊性から明らかである。
「……あれ? これって昨日のカレーそっくり……」
「味も見てよ。これ、実はレシピもらったんだよねー」
大満足の様子でスプーンを口に運ぶエルニィに、赤緒はおっかなびっくりに頬張る。
口の中で弾けた香り高さと、そして深く芳醇な味わいに赤緒は仰天していた。
「……お、美味しい……」
「でしょー? これ、ホントもったいないって! もっとお客さん取れるのに、裏メニューなんだもんねー」
「基本はコーヒーや軽食がメインですので。カレーは私の趣味で少し凝った程度なのでお客さんに出すほどではないと思ったんですが……いやはや立花博士が評価してくださるとは」
少し恐縮したようではにかんだ友次に、赤緒は一色をぺろりと平らげていた。
「……わっ……もうなくなっちゃった」
「まぁまぁ。赤緒も今夜はお腹いっぱい食べれるんだから、友次さんのお店のはお試しだよ」
エルニィは手慣れた様子でカレースパイスを買い付け、友次も友次で用意していたのか、すぐに袋に入れていく。
「はい、毎度あり、ですかね。それにしても、赤緒さんはこういったことに厳しいかと思っていたのですが、いいのですか? キャンプを許して」
「あっ……知っていて……」
「当然じゃん。まー、友次さんも誘ってはみたんだけれど、このお店で自分の味を追求するほうが性に合ってるってさ」
「せっかくのお誘いなのですが、何だかこの稼業をやっていると、自分が諜報員であることを忘れそうですので、せめて公私の別はつけたいと思いまして」
「ま、いいんだけれどねー。スパイスありがと、友次さん」
喫茶店を出て、シールと月子とはほど近い交差点で合流する。
「シールさんと月子さんは……別の買い物ですか?」
「ああ、今日は野菜も入れてみたいって思ってよ。人参、玉ねぎ、と、定番は押さえておいたつもりだぜ」
「シールちゃんだけじゃ善し悪しが分からないから、私がしっかり見ておいたし、大丈夫だと思う」
「よぉーし! じゃあ今日のミニキャンプに向けて張り切ろー!」
全員がやる気を出すのに対し、赤緒はここまで秘密裏に進められていたことに少し驚いてしまう。
「……晩御飯が美味しくない……とかじゃ、ないですよね?」
「何言ってんのさ。赤緒とさつきが作ってくれる晩御飯はいつだって美味しいよ? ただねー、こればっかりは別腹ってのかな。ミニキャンプも最後の最後なんだし、せっかくなら奮発したいじゃん。友次さんのお店で買ったコーヒーもあるんだ。どうせなら楽しもうじゃんか」
ふふん、とエルニィは袋から豆を挽くタイプのコーヒーを取り出してウインクする。
どうやらかなり気合が入っているのが窺えていた。
「……でも、それにしたって……一二、三……私入れても、四人のはず……ですよね? 五人……?」
――つつがなく夕飯を食べ終えたエルニィは毎度のことながらテレビに噛り付いている。
この後ミニキャンプをすることを覚えているのだろうかと疑問であったが、赤緒はいつも通りを心がけて片づけていた。
「あっ、赤緒さん。ご苦労様です、後の片づけは私がやっちゃいますから。赤緒さんは部屋に戻っていてください」
さつきの声を受けても赤緒は少し茫然と頷く。
「うん……じゃあそうするね」
「何かありました? 元気なさそうですけれど」
「えっ……いや、ないない! ないってば……」
この後、エルニィたちと共犯でミニキャンプを執り行うとは言えず、赤緒は部屋へと引き下がる。
「……危ない……言っちゃうところだった」
エルニィに示されたのは皆が寝静まる午後十時を回ってからだ。
それまでせめて宿題にでも取りかかっておこうとペンを手に取るが、どうにもそわそわとして落ち着かない。
ぼんやりしたまま、一時間が経ち、赤緒は机に突っ伏したところでハッと顔を上げる。
「……いつもなら寝ちゃっているから……危なかった……」
時計を見るとちょうど十時前である。
赤緒は足音を殺して境内へと回り込み、シールと月子が火を熾すところから始めているのを目の当たりにしていた。
「あっ……えっと、こんばんは」
「おう、来たのか。まだカレーには早いが、ちょうど火ぃつけていたところだ」
「……あの、一応境内なんで……大きな火は駄目ですよ?」
「分かってるって。この缶の中で炭を入れて燃やしているだけだから延焼もしねぇし、安心しろよ」
そう言われて赤緒はきょろきょろと周囲を見渡す。
「立花さんは……?」
「エルニィなら、最後の面子を呼びに行っているところ。なかなか顔出さないから、エルニィ伝手なのは仕方ないんだけれど」
「最後の面子……」
何となくその言葉を聞いてからシールの差し出したパイプ椅子に座り込む。
「……結構……本格的なんですね」
「キャンプ道具でケチったらその分、キャンプそのものの質も下がっちまうからな。金を出して解決することは予め解決したほうがいいだろうし」
「おーぅい! 連れて来たよー! もう始めちゃった?」
エルニィが石段を駆け上がっていく。
その後ろからついてきた人影は――。
「お、小河原さん?」
「ん? 何だ柊かよ。お前、いいのか? こいつら境内でキャンプする罰当たりだぜ?」
「両兵が言わないの。そもそも、キャンプがしたいって言い出したの、両兵じゃんか」
エルニィの言葉に赤緒は当惑する。
「えっ……じゃあ最後のキャンプメンバーって……小河原さん?」
「おう、居ちゃ悪いか? カナイマで結構、キャンプってのは経験したが、いいもんだ。こうして静かに火を見ているってのも」
「今日はそれだけじゃないもんねー。じゃーん! 豆を挽くタイプのコーヒー!」
友次の店で買い付けたコーヒー豆を抽出し、じゃりじゃりとひき潰していく。
その力加減はそれなりに難しいのか、エルニィが難航しているのを両兵が助け船を出していた。
「もうちょっとスムーズにやれよ。貸してみろ。こういうのは案外、力があるほうが何とかなるもんだ」
「よかったぁー。これ、思ったよか疲れるんだよねー」
「エルニィ、下ごしらえはしておいたから、カレーの仕込みに入りましょう」
月子が切り揃えておいた具材をカレー鍋に押し込み、水とカレースパイスを組み合わせて炊き上がるまで待つ。
その間、何となく手持ち無沙汰で、赤緒はじっと火を眺めていた。
対面に座った両兵が焚き火を管理する。
「……その、慣れているんですね……小河原さん」
「ああ。まぁ、こういうサバイバルってのは場数だよ、場数。南米じゃ、これくれぇのスキルは当たり前だからな。カレーとかもよく食ったもんだ。ただ、ここまで豪勢なもんじゃなかったがな」
「両兵はこのミニキャンプ、一番に提案してくれたからねー。ボクもキャンプってのは憧れがあったけれどこれがなかなか……で難しいからって言うんで境内でひっそりとやっていたってわけ」
「柊に見つかったんじゃ、このミニキャンプ会もおじゃんか?」
「そうだねー。赤緒がどうしても駄目って言うもんだから」
何だか自分が悪いような言い草だが、そもそも神社の境内でミニキャンプを執り行うものでもない。
「……何ですか。立花さんは私のせいにしちゃって……」
「あー、ウソウソ。ヘソ曲げないでってば。楽しくやろうよ、最後なんだからさ」
五人で火を囲っていると、月子がふと微笑みをこぼしていた。
「……エルニィ、こういうのはでも初めてじゃないでしょ? メカニックで会議とかが行き詰まると、こうしてカレーとかと作って和ませようとしてくれたのは南米から変わらないよね」
「ツッキーってば、しーっ! それ言うと何だか同情買っているみたいでしょ」
エルニィが口の前で指を立てたのを目にして、赤緒は視線を配る。
シールはカレー鍋を管理しつつ、何度か味見をしていた。
「シールさん、普段は絶対台所とか立たないじゃないですか」
「ああ、オレは台所はお前とさつきの領分だって思っているからな。さすがにそれをどうこうしようって気にはなれねぇよ。適材適所って言うんだったか? 大雑把な料理しか作れねぇし、そういう点じゃキャンプカレーってのはちょうどいい。大雑把さが一番重視されるからな」
「赤緒さん、シールちゃんこう言っているけれど、今夜のこと、すっごく楽しみにしていたんだからね。キャンプに赤緒さんをずっと呼びたかったって」
「おい、月子! 言いっこなしだろ、そういうの」
制したシールに赤緒は意外そうに目を丸くしていた。
「わ、私を? ……えっと、でも、何で?」
「何でも何も……お前みたいな奴にこういうのは似合わないだろうってのは何となく思っていたんだが、いざ認められるとなるとよ……手を抜くのは悪いだろうが」
頬を掻いて困惑したシールに、赤緒はそっと微笑んでいた。
「……そうですね。私もまさか、シールさんたちとミニキャンプするなんて思わなかったですし」
「そろそろいいんじゃない? お湯も沸いてきたところだし、みんなでコーヒー飲もうよ」
エルニィの声に、両兵は挽いた豆を抽出し、黒々とした液体を銀色のカップに注いでいく。
「赤緒さんは? ミルクと砂糖、要る?」
「あっ、じゃあまずはなしで……飲んでみます」
全員が口に運んで一息つく。
白く輝く吐息が漏れ、コーヒーの芳香が漂っていた。
「いいもんだねぇ……東京の夜景見ながらコーヒーってのも」
「まぁ、オツな趣味だわな。ちぃと苦ぇか? 柊」
「いや、大丈夫です……。何だか特別な時間な気がして……こういうのもいいのかなぁって」
「普段は学校、そうじゃない時は人機の訓練だもんねー。そりゃあ逼塞しちゃうよ」
「たまの息抜きってもんだろ。ま、その息抜き趣味も今日までか」
何だかそう言われてしまうと少し悪い気もして、赤緒はコーヒーをすする。
「カレーもちょうどいいんじゃねぇの? 米も炊けたところだろ?」
台所から拝借した白米をそれぞれ持ち寄り、カレーをよそってめいめいのタイミングで食べていく。
「うーん! この味っ! やっぱり醍醐味だなぁ! 友次さん、諜報員やるのも喫茶店の店主やるのももったいないよ」
舌鼓を打ったエルニィに、赤緒たちも続いていく。
「なんて言うのかな。こうして夜にみんなで火を囲んで食べるのも、きっと違う味がするんだよね」