JINKI 268 黒の女と希望の証

 ユズは暴れ出しそうな下操主席の操縦桿を必死に抑えるのでやっとだ。

 空を舞う黒き疾駆である《バーゴイル》からプレッシャーライフルが迫る。

 漆黒の巨体である《モリビト1号》は飛び退りつつ、ライフルを掃射していた。

 敵陣が剥がれる様子もないのは、平時との戦闘行為とはかけ離れている。

 それもこれも――視界の隅に捉えた黒い稲光が原因だろう。

「……黒い波動が、収斂して……!」

 今、一つの集落がロストライフに堕ちようとしていた。

 それを目の当たりにしての戦闘であったが、これまでよりも色濃い敵の応戦はキョムの本気を窺わせる。

「ユズちゃん、プレッシャーライフルが厄介だから、それをまず潰すわ。《モリビト1号》の空中機動……想定されていないわけじゃないけれど、付いて来てよね」

「は、はい……!」

 下操主席に収まるのはこれが初めてではないが、モリビトの空中機動を味わうのはそう何度もあるわけではない。

 元々、操主として育てられたわけでもない自分は純然たる操主であるシバと違い、経験面では不安定だ。

 だが、それを問い質す愚を犯す前に、シバは《モリビト1号》を飛翔させる。

「ジャンプ用推進剤は一回使えば、リチャージまで時間がかかる……けれど!」

 その一回の間に、シバはブレードへと持ち替え、散開陣形に移ろうとしていた《バーゴイル》一個小隊を蹴散らしていた。

 一瞬のうちに敵の銃剣を打ち砕き、血塊炉付近の装甲を引き裂く。

「……すごい……」

 思わず感嘆の声が漏れる。

 シバの戦闘センスは一級品だ。

 たった数秒の交錯で《バーゴイル》を戦闘不能にしてのける天性の感覚と、そして勝負強さ。

《モリビト1号》は本来、空中戦を想定されていないはずなのに《バーゴイル》の頭蓋を蹴り上げ、さらに躍り上がる。

「これで、二機……ッ!」

 浴びせ蹴りを叩き込み、敵の統率を打ち崩していた。

 着地時の衝撃にユズが身構えたその一瞬を狙おうと、最奥に位置する隊長機らしき《バーゴイル》が照準する。

 その手に携えられたのは大口径の狙撃銃であった。

「シバさん……! 相手の狙いは……!」

「分かってる! 舌、噛まないでね……っ!」

 腹腔に響き渡る衝撃を噛み締めつつ、ロストライフの大地を踏み締めた《モリビト1号》が隙だらけとなる。

 敵の銃口が据えられたその瞬間、《モリビト1号》は柔くなった土を掴み上げる。

「これなら!」

《モリビト1号》が砂を撒き散らしたのと、隊長機がトリガーを引き絞ったのは恐らく同時。

 放射された光の瀑布が眼前で弾け飛び、乱反射してプレッシャーの光芒が拡散する。

 相手もうろたえがあったのだろう。

 まさか、真正面から狙った一撃が逸らされるとは思ってもみなかったはずだ。

 即座にシバは実体弾へと持ち替え、隊長機を狙い澄ます。

「獲った!」

 弾頭が腹部を貫き、《バーゴイル》が中空で弾け飛ぶ。

 さすがにこれ以上の戦闘行動には旨味がないと判断したのか、《バーゴイル》小隊は撤退機動に移っていく。

「シバさん……今の……」

「ああ、うん。ロストライフの砂漠なら、普通の含有成分じゃないのもあるから、プレッシャー兵装の一時的な逸らしもできるって思ったんだけれど何?」

「あ、いえ……」

 忙しなく返答したシバは既に今しがたの神業じみた戦闘の残滓もないようで、《モリビト1号》を深く沈み込ませる。

「これでも、間に合うか……賭けだけれどね。ファントム……!」

 超加速度はやはり、ユズの肉体では厳しい。

 シバならば難なく三、四回の連続使用に耐え得るのだが、自分を操主として乗せている間は一回が限度だ。

 それでは、黒い波動の集束に間に合わない。

 集落の直上で稲妻が瞬き、黒い波動が直後、雨嵐のように拡散して降り注ぐ。

「……黒の……豪雨……」

 呟いたユズは眼前で掻き消えていく命を感じ取っていた。

 どうしてなのだろうか。

 ――直感的な部分で、今まさに。ロストライフが完遂されたのを理解する。

《モリビト1号》がファントムによる前進をやめ、逆噴射を焚いてロストライフの影響下から逃れようとする。

「……やっぱり、これじゃ……。二秒後に衝撃波、来るわよ……! ユズちゃん、目と耳を閉じて……!」

《モリビト1号》が機体を固めさせ、対ショック姿勢を取る。

 ユズは咄嗟に目を閉じて耳を塞いでいたが、それでも全身を煽る衝撃波からは逃れられないでいた。

 脳髄がシェイクされ、肉体が鳴動する。

 だと言うのに、身体はいやに冷え切っていく。

 これが命の消え去る間際の感覚だと言われれば、それも納得しよう。

「……ロストライフの……ヒトが死に行くその瞬間の……」

 感覚、と奥歯を噛み締めて耐える。

 何度か《モリビト1号》が風圧と拡散磁場に触れ、その度に堅牢なはずの人機の躯体が震えたが、やがてそれも感じなくなった。

 コックピット部へと降り積もっていたのは、黒い砂であった。

 それが命の果てを啄む証であることを、ユズは思い知っている。

「……間に合わなかった、か。一日後くらいに、一応は見に行くわ。資源くらいは残っているかもだし」

 上操主席のシバは自分とは違い、ずっとロストライフの地平を眺めているようであった。

 守れなかった悔恨よりも、彼女の中では明日を生きるための糧を手に入れる術を講じることに傾いているようだ。

 それも分からない話ではない。

 ロストライフ化した場所では、全てが無為と化す。

 それが人間の命ならばなおのこと。

 黒い波動は全ての希望を潰えさせていく。

「……私たち、目の前での出来事一つ……どうにもできなかったんですね……」

「よくあることよ。それに、今回はたまたま目標が近かったからだって言う話だし。あたしにしてみれば、黒い波動とロストライフ化を目の前にして、わざわざそれの阻止なんて意味がないことだとは思うけれど」

 シバは長い黒髪を梳き、ため息を一つだけこぼす。

 まるで、眼前のロストライフなんてものはその憂いだけで打ち消せる代物のように。

 実際、彼女がどれだけの地獄を見てきたのかはまるで分からない。

 自分を救ってくれた時のように、黒の女は常に気紛れだ。

 だから、自分の進言で気紛れにキョムと戦っただけなのだろうし、今回のような応戦はしないと言う方針ならば、それも頷ける。

 それでも、ユズは救いたかった。

 そんな命が、目の前で散ったのだから穏やかではない。

「……一日後に、ジープで向かいます。一応、危ないですので……」

「うん。その時はあたしも同行ね。久しぶりにお肉が食べられるといいわねー」

 上操主席をリクライニングさせ、シバは思いっ切り伸びをする。

 彼女にとっての世界とは、恐らく今日も明日も、変わらずに回っていく――そのような些末事なのだろう。

 ――ロストライフ化した土地が近いだけで、磁気嵐に襲われるのにも慣れたもので方位磁石はまず当てにならない。

 次に目算での距離だ。

 まるで蜃気楼のように、ロストライフ化した場所との概算は狂っていく。

 なので、ジープに回せる資源は思ったよりも多く積載したほうがいい。

《モリビト1号》の前腕部にあるウェポンラックに普段は食糧や武装を格納しているのだが、それも限界が来る時が多々ある。

 そもそも、こういった時に用いる足であるところのジープの整備でさえ、その時々によって変動するのだ。

 ユズは何度かエンジンをかけてから、《モリビト1号》の肩に乗っかってハムを頬張るシバを仰いでいた。

 それは三日分の食糧に相当すると言うのに、シバは何でもないように消費する。

「……シバさん、こっちの整備も手伝ってくださいよ。昨日の《バーゴイル》との戦闘で、あっちこっちガタガタになっちゃってるんですから……」

「やだー。それ、あたしがこの間やったら、ユズちゃん怒ったじゃないの。たまには整備でもしてやるかー、って思ったのにー」

「それは……シバさんが考えなしに洗車をしようとするから……。水は貴重なんですっ!」

「その子も結構使い古しているんだし、集落に車があればそれでも失敬する?」

「……バイクだとか車だとかが残っていればですけれど、ロストライフ化したって言うんなら……」

「うん。ヒトはみんな死んじゃってるでしょうねー」

 軽く言ってしまえるシバの精神性は、恐らく自分には一生理解できないだろう。

 そもそも、ロストライフ化してまだ一日と経っていない場所に赴くのは、そう言えば自分は初めてに近いかもしれない。

「……軽薄」

「何か言ったー?」

「いえ、何も。……よし、ガソリンも余裕あるし、行きましょうか」

 シバはすっと立ち上がったかと思うと、《モリビト1号》の肩から飛び降りる。

 ユズが肝を冷やしたその直後にはシバは水鳥を思わせる軽やかさで降り立つ。

「よ、っと。運転は頼んだわよ、ユズちゃん。あたし、こっちはからっきしだから」

「……人機みたいなのを動かせて、車の運転は苦手なんて絶対変ですよ」

「そうかなー? ほら、感覚でどうにも……好きになれないって言うか」

「……もういいです。出しますよ」

 つんと澄ましていると、シバは助手席でチョコチップクッキーへと手を伸ばす。

 ぱちんと、その手を叩いて制していた。

「シバさん? それ、この間のロストライフ化した村で手に入れた一級品ですよね? ……私の目の前で食べちゃうなんて駄目ですよ」

「ちぇー、ケチー。じゃあ、こっちのウイスキーを……」

「帰りもあるんですからお酒は駄目です。《モリビト1号》を操縦することになったら困るじゃないですか」

 シバは唇を尖らせて、ふぅーむ、と呻る。

「ユズちゃんもしたたかになったわねぇー……。初めて会った時は、“もう何もできませーん”って感じだったのに」

「そんな風じゃないですし、シバさんはずっと変わんないですよね」

 芝居めいた論調に即座に返すと、シバは肩を竦めていた。

「そう? そうかなぁ……」

「そうですよ。キョムとの徹底抗戦だって、別にスタンスとしては変わってないんじゃ?」

「あたしは戦う必要がないんならアンヘルだろうがキョムだろうがどっちにでも、お好きにどうぞーって感じだからねー。勝手に争っている間に、美味しいご飯でも失敬できれば、かなー」

 シバがよく夕食時に話す、極東の地でトーキョーアンヘルと呼ばれる防衛部隊と戦ったと言うのは嘘か真か、今のユズには判ずる術はない。

 ただ、のらりくらりと生きているシバがそのような前線部隊と交戦したと言うのは、半分ほど嘘ではないのか、と思い始めている。

「……そろそろ着きますね」

「防護マスク、要りそう? あたしこれ、ざらざらして嫌なのよねー。顎のところかゆくなるし」

「我慢してください。……行きますよ」

 思ったよりも目的の集落はほど近い。

 ロストライフ化した土壌ギリギリのところに横付けし、ユズも車から降りていた。

 漆黒の土は体重を受けて僅かに沈み込む。

 少女一人分の重さも受け止められないほどに柔く、そして栄養も何もかもが枯れ果てた大地は、最早生活圏としての用をなさない。

 ヒトが生きる最低限度の証でさえも奪われたロストライフの土地へと、ユズは大柄なリュックを背負って踏み込む。

 サバイバルグッズを詰め込んだ鞄の中から懐中電灯を取り出したのは、村の中は夜半のように漆黒の帳が降りていたからだ。

「太陽光を遮って……植物や人間が生きていけないようになっていますね」

「別段、珍しいものでもないじゃないの。どこもこうよ?」

 それでも、地獄の地平には違いない。

 こうして少しずつ、黒い波動によって人類は生息域を減らされつつある。

 住民の殺人は強化人間が、拠点の破壊は人機が実行する――と言うのがキョムと戦う上での常識であった。

 だが、ロストライフ化が濃くなった戦闘地域ではそもそも強化人間でさえも派遣されないパターンが多いと聞く。

 その代わりのように、周囲に点在していたのは。

「……また、古代人機ですか」

 成人男性の背丈より一回り大きい古代人機は、その触手と砲撃で拠点を機械的に破壊する。

 その動作が今、完全に停止していた。

 黒ずんだ砂礫が舞い上がり、火山灰のように降り注いだ集落では古代人機の骸が転がっている。

「あーあ、またこれかぁ。やになっちゃう」

 シバは何でもないかのように倒れた古代人機の死骸へと腰を下ろす。

 ユズはまだ慣れないでいた。

 古代人機――シバ曰く、古代の血塊炉で半自動的に動くだけの生き物の原初の姿らしい。

 それを操る術を持つのがキョムであり、彼らの走狗として破壊活動を行った後に、ロストライフ化に耐え切れずにそのほとんどは死に絶えるのだと言う。

「……古代人機も、被害者みたいなものですよね……」

「べっつにー。これは考えて動いていると言うよりも命そのものだからねー。アルファーと同じようなもんだし。キョムのほうがより本能に訴えかける術に長けているだけだから」

 コンコン、とシバが古代人機の装甲を叩くと、次の瞬間には砂となって消え失せていた。

 死体さえも残らないのか、とユズは重苦しい気分になる。

「ここは……飲食を扱っていた場所っぽいですけれど、どこも黒い砂に覆われて……」

 つい先刻の古代人機のことを思い出し、この砂が何なのか、ユズには理解できてしまっていた。

 恐らくは息づいていたヒトの――。

「……いちいち感情移入していたら、何もできなくなっちゃうわよ」

 シバなりにこちらを慮ってくれたのだろう。

 多くを語らないのが今はありがたかった。

 その時、ゴトンと何かが転がる音が木霊する。

 懐中電灯を振り向け、ユズは注視していた。

「……今、何かが……」

 ヒトではない、と頭では理解しつつも生存者の存在をどこかで切望していたのだろう。

 視界に入れたその姿にユズは後ずさっていた。

「何……これ? 薄紫色の……ボール?」

「下がって」

 シバが歩み出て腰に下げた得物を抜刀する。

 刀の切っ先を突きつけると、ボールに映った何かが展開していた。

 床を這いずるそれは、小型の生き物のように見えたが、ユズの中にはその知識は存在しない。

「……動物……?」

「油断しないで。キョムは何だってやるわ。これくらい、もしかしたら爆弾かも」

「ば、爆弾……って」

 思わず身を強張らせると、その生き物は赤い瞳をこちらへと投げてから、首を傾げる。

「……おい、女共。ここは……何だ? 何が起こった?」

 想定外であったのは生きていることよりも――。

「し、喋った……? こんな生き物が……?」

「何を言って……いや、おれは喋っているのか……? これは――」

 次の言葉を小動物が発する前にシバの殺意が喉元へと据えられている。

「黙りなさい。キョムの生み出した、新しい生態兵器? それとも、こうやって惑わせて、あたし達を一秒でも長居させる気?」

 自身を戦闘機械に作り変えたシバの殺気は本物だ。

 こうなってしまえば、自分の言葉など届かない純然たる黒の女と化す。

 しかし、小動物は両手を上げてうろたえたようであった。

「ま、待て……いや、待って欲しい。おれが何をした……? キョムと言うのは……ふむ。知識はあるぞ。宇宙要塞シャンデリアを擁する、今の世界情勢で言えば災厄としか言いようのない組織だな。……驚いた、こうした考えはあるのか」

 むしろ驚嘆したのはこちらのほうだ。

 小動物じみた生き物が喋れるのもそうならば、キョムの知識を持っているなど。

「そうして言葉を弄するのがお得意ってわけ。……で、何の目的でここに?」

「それを聞きたいのはおれのほうだ。……何だってここに? ここはどこだ?」

 腕を組んで考え込む仕草をする生き物に、ユズは自ずと足を進めていた。

「ユズちゃん、下がって。こいつは、ここで仕留めたほうが――」

 その言葉を遮るようにして、ユズは小動物を抱き留めていた。

「か、可愛い……っ! シバさん、この子、可愛いですよ!」

「やっ、やめろ、女……! おれにまとわりつくな!」

 もがく様子の小動物に足で蹴られつつ、ユズは目を輝かせる。

「あなたは何? どういう生き物なの?」

「う、うるさい……! 離れろぉ、女!」

「こうして見るとますます可愛いっ! シバさん、変ですけれどこの子、害じゃないと思います」

「……害じゃないって……言い切れるの?」

「言い切れます! こんなに可愛いのに……害なわけがありませんよ!」

「可愛いと言うな! 女め……後悔させてくれる……!」

 そう言ったかと思うと、小動物はユズの頭へと飛びかかったが、力がまるで足りていないのか背中をずるずると滑り落ちていく。

「……駄目だ、力が入らん……」

 脱力した様子の小動物へとユズは頬ずりしていた。

「飼いましょう! シバさん、私、この子飼いたいです!」

「飼うって……そもそもそれ、何なのよ」

 さすがに呆れ返ったのか、シバは刀を鞘に仕舞う。

「分からないですけれど……調べます! 多分、本とかはまだ何とか残っているはずですし……この集落で得られる情報をかき集めれば……」

 先刻までの絶望的な感覚よりも、今は愛らしい小動物を得られたことのほうが勝っていた。

 シバへと小動物は問いかける。

「……なぁ、女。おれが言うのは奇妙だとは思うが、お前の連れ、変だぞ?」

「言われなくったって自覚しているわよ。……それにしても、キョムの生態兵器にしては間抜けね。まだ爆発しないなんて」

「おれは爆発物じゃない……おれは、おれは……」

「“おれは?”」

 問い返したシバに対し、小動物は項垂れて頭を抱える。

「……思い出せない。おれは、何なんだ?」

 ――図書館は少しばかり煤けていたが無事で、その中の動物図鑑によると小動物の正体は「アルマジロ」と言うらしい。

「……けれど、薄紫の表皮に、赤い眼……なんて、変わっていますね……」

「知んないわよ。そういう種類も居るんじゃないの?」

「なぁ、おれが言うのも何だが、こういう場所で焚火をするのは憚られると思うのだが……」

 図書館のロビーで焚火を起こしている自分たちへと言いやるアルマジロに、シバはにべもなく返答する。

「仕方ないでしょ。ロストライフは人の介入を拒むんだもの。……夜になれば体感温度はぐんぐんと下がって、生きていけなくなるわよ」

「……その、ロストライフ? と言うのだが……何故だか知識はある……。キョムの引き起こす散発的な事象誘導、とでも言うべき破壊工作なのだろうが……それ以上は思い出せないな」

 考え込んだアルマジロを膝に誘い、ユズはその頭を撫でる。

「よぉーしよし。お腹が空くと何も考えられなくなっちゃうからねー。ジャーキーをあげてもいいですか?」

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