JINKI 298 ネイルに夏色が咲く

 両兵は居間で遊んでいる面々を呼びつけてから、自分へと目線を振る。

 メルJは花火のネイルが施された右手を引き寄せ、左手で包んでからううんと頭を振る。

「……何でもない。とっとと夕飯にしよう」

「……何だよ。おかしな奴だな、ったく」

 たったの三分間でもいい。

 メルJはしなやかな指先の先に花開く、夏色の極色彩を誇る。

「……視線を貰うのは……何も悪い気分ではないな」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です