JINKI 340-2 未だ届かぬ身

【2】「未だ届かぬ身」

 ――ぜいぜいと息を切らす。

 ここまでの戦闘意識と、今、肉体に収まっている己との差が浮き彫りになっていた。曖昧な自己を一体化させるまでのこの時間は何度味わっても慣れない。顕は指先で首筋を撫でる。

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