JINKI 316-8 想いと力と

【8】「想いと力と」

 キリビトタイプが降りてきたことを、今でも明瞭に覚えている。吹き込む灼熱の風、一歩ずつ近づく死の足音。《ホワイト=ロンド》では勝てるはずもない。だと言うのに、よりにもよってこの時に動ける戦力は自分以外には居なかった。通信網に焼き付く仲間たちの苦悶と呻き声。そうだ、自分がやるしかないと顕は《ホワイト=ロンド》の脚部に神経を通す。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です