レイカル 60 9月 カリクムと自由研究

「小夜ぉー、どうすればいいんだろう……」  カリクムの所在なさげな声に、小夜も同じように呻る。 「どうすればって……そりゃーあんた。自分のやりたいようにやればいいのよ」 「やりたいようにって……それが分かんないんだけれど […]

JINKI 276 赤緒のゲーム事情

「……おい、立花。こいつぁまずいんじゃねぇの?」 「うん、まずいね。それにしても意外と言うか、何と言うか。口酸っぱくして言っている本人がハマっちゃうんだもん。ミイラ取りが、とか言うんだっけ? こういう時にジャパンでは」 […]

JINKI 275 金魚鉢の彼女ら

「おい、何だこりゃ。神社にはおおよそ似つかわしくねぇもんがあると思ったら……」  両兵が指差した先にあったのは金魚鉢だ。 「ああ、それ? 何だか色々あってねぇ……ま、ボクにしてみれば珍しい魚だったもんだから、明日にでもつ […]

レイカル 59 8月 レイカルと猛暑日

「カリクム! そっちもっと扇げ! 全然涼しくならないぞー!」  レイカルが喚くのでカリクムは持っていたうちわを投げ捨てていた。 「何で……っ! 私がお前らを涼しくさせなくっちゃいけないんだ!」 「だってぇ……この暑さです […]

JINKI 272 二人に必要なもの

 自分自身を収斂させるイメージで、さつきは瞼を閉じていた。 『さつき、いいね? 《ナナツーライト》の最大出力で一極集中。Rフィールド発生器を全開にする。言っておくけれど、ここで手加減だとか言っている場合じゃないから。頼ん […]

JINKI 271 南のカンヅメ部屋

「あっちこっちガタが来てんなー。これ、一回マジに直したほうがいいんじゃねぇの?」  とんてんかんと木材に釘を打ち付け、両兵は文句を垂れていた。 「そんなこと言ったって、あんたが指揮して建てたんだから、それくらいは面倒看て […]