【14】「銀翼は煌めく」 「……奴だ。メシェイル」 感覚した思惟でJハーンは漆黒の機体の翼を翻す。「……ライフエラーズ計画には少し数が足りないが、仕方あるまい。《シュナイガートルーパー》は順次、敵機を制圧。なに、性能面で […]
投稿者アーカイブ:綱島志朗公式サイト管理人
レイカル55 4月 レイカルと新学期
「それにしても……すっかりあったかくなったわねぇ」 削里の店にてまったりとしていた小夜に、ナナ子は言いやる。 「春先って不安定な気候だけれど、何だかかんだで春めいてくるものよ。そういう小夜も、新しい仕事で大変なんでしょ […]
JINKI 255-13 出撃
【13】「出撃」 《ビッグナナツー》の甲板上で、赤緒はメルJと遭遇していた。 出撃までは声をかけるつもりはなかったが、彼女は新たなる翼を手に入れたのはエルニィと両兵から既に伝え聞いている。 「……赤緒か」
JINKI 255-12 愛するツバサは
【12】「愛するツバサは」 他とは違う、機密デッキに格納された機体の前へと、メルJは両兵と共に佇む。 「我が国としてもこれは最重要機密でね。わたしのアクセス許可がなければコンテナが開くようにはできていない」
JINKI 255-11 男の意地を貫く
【11】「男の意地を貫く」 ペーパープランには目を通した、と勝世は言い置いていた。 「だがよ……これは勝つための方策とは呼べねぇんじゃねぇか?」 「それでも……私たちにとっては贖罪の方法なんて、これ以外に思いつかなくっ […]
JINKI 255-10 悪の同胞たちよ
【10】「悪の同胞たちよ」 交渉の矢面に現れたのはシバ一人で、Jハーンは拍子抜けしたのもある。 いや、キョムにしてみればロストライフを推し進める者同士。摩擦は少ないほうがいいのかもしれない。
JINKI 255-9 もう一度、空へ
【9】「もう一度、空へ」 誰かに言葉を告げて、それで満足した気になるなんてらしくはなかったはずだ。 それでも、今も死の雪が降りしきる都市部を眺め、メルJは腫れた眼に染み入ってくる甲板の潮風を感じていた。
JINKI 255-8 螺旋へと赴け
【8】「螺旋へと赴け」 『――了解。両兵たちは何とか確保したみたい。……ま、これがいい事態なのかどうかは疑問なままだけれど』 エルニィが通信を切り、そして誘導を始める。《ブロッケントウジャ》へとフライトユニットを装備させ […]
JINKI 255-7 暗礁の決着
【7】「暗礁の決着」 額で弾けた感覚に、ああ、とJハーンは感じ入る。「……来たな。メシェイル」 白銀の雪が光り輝き、今に都市圏を麻痺させようと降りしきる景色で、自分を殺しに来た死徒の翼を目の当たりにする。
JINKI 255-6 譲れない意地で
【6】「譲れない意地で」 「……なんてぇ、こったよ。こりゃあ……」 自衛隊の待合室のテレビに中継された光景はあまりにも衝撃であった。 何せ、これまで圧倒してきた八将陣の人機が、グリムの眷属の有する人機を相手に、ほとんど何 […]