――ジャングルの高空を突っ切っていくのは何も今に始まった感覚ではないが、僚機を伴わせての経験はあまりない。 『広世。現在、敵影は認められないが……。広世?』 「あ、ああ……うん。了解してるよ、フィリプス隊長。……けれど […]
投稿者アーカイブ:綱島志朗公式サイト管理人
JINKI 249 質と量と努力と
『いいー? 両者、見合って見合ってー!』 「た、立花さん。お相撲じゃないんですから……」 『えっ、違うの? うーん、って言ったって、お相撲みたいなもんじゃんか』 当惑するエルニィに赤緒は言いやる。
レイカル53 1月 レイカルと年賀状
「カリクム! 準備はできたか?」 窓から飛び込んできたレイカルに、カリクムは目を見開く。「お前……窓から入って来るなよ、まったく……」「あらぁ、カリクム。そう言う割には準備万端じゃないのぉ」 ラクレスの囃し立てを受け、カ […]
JINKI 248 アンヘルの家事代行
「赤緒ー、こんくらいでいい?」 エルニィが窓を拭きながらそう尋ねてきたので、赤緒はしっかりと点検していた。「……駄目ですっ。まだ、埃が残っているじゃないですか。端っこのほう」「うえ……小姑みたいなことを言うなぁ、赤緒は。 […]
JINKI 247 ルイと入学式
「と、いうわけで……入学式を始めたいと思うんだけれど……えーっと、赤緒。ここんとこ、分かる?」「えーっと……あ、まずは校長先生の挨拶とかじゃないんですかね?」
JINKI 246 ひとひらの思い出に
「さぁーて、これくらいでちょうどいいかしらね」 「あれ? 南さん、何を集めているんですか?」 汗を拭った様子の南とルイは格納庫裏で示し合わせたように何かを籠に寄せ集めている。
JINKI 245 アンヘルの太陽
「ねぇ、さーつきっ。雨はいつ降るのかなぁ?」 そんな益体のない言葉を吐いたエルニィに軒先でさつきは応じていた。「そうですねぇ……。ここ数日間は、晴れの予報ですけれど……」「えーっ! つまんないー! せっかく買ったのに、出 […]
レイカル 52 12月 レイカルと中二病
「……うー、寒っ。……あれ? レイカル、どうしたのよ、それ」 削里の店へと足を運んだ小夜は黒いコートを着込んでいるレイカルを発見する。 「ふふっ……知りたいか? 割佐美雷……」 その手には包帯が巻かれており、まさか、 […]
JINKI 244 カステラと思い出の味
「えっと……これって高いの? 安いの?」 大根を持ってきた南に、さつきは応じる。 「あ、それは特売品があったので、別のを使います」 「……そうなのね。分かんないもんだわ」
JINKI 243 プリンセス・メルJ
「それにしたって、妙なことも起きるものねぇ」 そうぼやいた南に、メルJはふんと鼻を鳴らす。「言っておくが、私がけしかけたんじゃないからな。そこのところは分かってくれ、黄坂南」