JINKI 316-3 硝子細工の悪夢

【3】「硝子細工の悪夢」  焼夷弾が火を噴き、銃弾の猛攻が人機の装甲を叩いていく。如何に堅牢な鎧に身を固めようとも、剥き出しの殺意相手には及び腰にならざるを得ない。 『聞こえているな、氷野……氷野顕! 前進しろ! お前の […]

JINKI 316-1 虚飾の舞台

【1】「虚飾の舞台」  人機は精密部品の塊だと聞かされ、レクリエーションルームから望む格納庫を案内される。しかし、妙な取り合わせだと勝世は車椅子を押しながら考えを巡らせる。  片手を負傷してギプスを巻いている黒髪の少年は […]

JINKI 314 天より落ちて、地に生まれる

 今日も今日とて教職は疲れて仕方がないのだが、なずなにしてみればこれも隠れ蓑の一つ。疎かにするわけにはいかないとアパートの扉の鍵を開けたところで声が返って来る。 「ああ、おかえり。姉さん」

JINKI 312 頑張り屋のメモ帳

 ひぃふぅみぃ、と数えてから赤緒は納品書の数と照合する。 「えっと……これがこうだから……これが、こうで……」 「おい、赤緒! いつまで納品書と睨めっこしてんだよ! 早く、次の仕事に取りかかんなくっちゃ間に合わねぇぞ!」

JINKI 311 尽きない物語を聞かせて

 どこまでも深く潜るように、宵闇は果てしない。それでも、どこかで線引きをしなければいけないと、下操主席の両兵は口にする。 「いいな? 何があろうと、今回の作戦成功は絶対なんだ。むしゃくしゃだとかは柊神社に帰ってからにしろ […]