レイカル 65 2月 レイカルと乙女のパワー

 女子力と言うのは案外不思議なもので、毎年あれやこれやと奮闘しても意外と蓄積ではなく乗算タイプのものなのだ。  少なくとも毎年チョコレートを作っているのに、どうにも上手くなった気がしないのは、やはり簡単に計測できるような […]

レイカル 64 1月レイカルと正月太り

「なぁ、割佐美雷ー。そこのミカン取ってくれ」 「……いいけれど、レイカルあんた……」  削里の店は祝日のスケジュールで、年末から続く長い休暇の最終日に差しかかろうとしていた。

レイカル 63 12月 カリクムとクリスマスプレゼント

「なぁー、小夜ー。あのさ、そろそろアレの季節だよな?」  削里の店に訪れた際にカリクムがもじもじとして聞いてくるので、小夜は疑問符を浮かべる。

レイカル62 11月 レイカルと勤労感謝の日

 削里の店に着くなり、レイカルがどうしてなのだかヒヒイロの肩を揉んでいたので小夜は首を傾げる。 「……な、なに? もしかしてご機嫌でも取ってるの? よりにもよってレイカル、あんたみたいなのが……?」

レイカル 61 10月 レイカルと巡る季節に

 小夜が扉を開けたところでちょうど出くわしたのはレイカルで、彼女はバスケットを差し出して片手におもちゃの銃を持っている。  口元を隠し、黒いサングラスをかけていた。 「えーっと……確か、お菓子を渡せ。そうでないとイタズラ […]

レイカル 60 9月 カリクムと自由研究

「小夜ぉー、どうすればいいんだろう……」  カリクムの所在なさげな声に、小夜も同じように呻る。 「どうすればって……そりゃーあんた。自分のやりたいようにやればいいのよ」 「やりたいようにって……それが分かんないんだけれど […]

レイカル 59 8月 レイカルと猛暑日

「カリクム! そっちもっと扇げ! 全然涼しくならないぞー!」  レイカルが喚くのでカリクムは持っていたうちわを投げ捨てていた。 「何で……っ! 私がお前らを涼しくさせなくっちゃいけないんだ!」 「だってぇ……この暑さです […]

レイカル 57 6月 レイカルと肝試し

「それでな! やっぱり思った通りだ! お化けなんてこの世には居ないんだよ!」  ふふん、と胸元を反らして得意そうにするレイカルに小夜は問いかけていた。 「あんたねぇ、突然店に来たかと思えば……。何でそう思ったのかしら?」

レイカル 56 5月レイカルと文明

「創主様ぁー……! 文明が……文明がぁ……」  窓から入って来たレイカルが必死に頭を振って机の上を転がる。  そう言えば最近は暖かくなってきたものだから、風を通すために窓を開けて作業することも少なくはない。