レイカル 57 6月 レイカルと肝試し

「それでな! やっぱり思った通りだ! お化けなんてこの世には居ないんだよ!」  ふふん、と胸元を反らして得意そうにするレイカルに小夜は問いかけていた。 「あんたねぇ、突然店に来たかと思えば……。何でそう思ったのかしら?」

レイカル 56 5月レイカルと文明

「創主様ぁー……! 文明が……文明がぁ……」  窓から入って来たレイカルが必死に頭を振って机の上を転がる。  そう言えば最近は暖かくなってきたものだから、風を通すために窓を開けて作業することも少なくはない。

レイカル55 4月 レイカルと新学期

「それにしても……すっかりあったかくなったわねぇ」  削里の店にてまったりとしていた小夜に、ナナ子は言いやる。 「春先って不安定な気候だけれど、何だかかんだで春めいてくるものよ。そういう小夜も、新しい仕事で大変なんでしょ […]

レイカル54 2月 レイカルとお腹いっぱいの季節を

「今日の修練じゃが、その前に言いたいことがある。……菓子を頬張りながら勉学とは感心せんのう……」  ヒヒイロの修行に対し、レイカルたちはめいめいに色調のあるチョコレートを口に放り込んでいた。

レイカル53 1月 レイカルと年賀状

「カリクム! 準備はできたか?」 窓から飛び込んできたレイカルに、カリクムは目を見開く。「お前……窓から入って来るなよ、まったく……」「あらぁ、カリクム。そう言う割には準備万端じゃないのぉ」 ラクレスの囃し立てを受け、カ […]

レイカル 52 12月 レイカルと中二病

「……うー、寒っ。……あれ? レイカル、どうしたのよ、それ」  削里の店へと足を運んだ小夜は黒いコートを着込んでいるレイカルを発見する。 「ふふっ……知りたいか? 割佐美雷……」  その手には包帯が巻かれており、まさか、 […]

レイカル51 11月 レイカルといい日旅立ち

「寒っ。すっかり冷え込んできたわねぇ……」  駅のホームに出るなり、小夜はそうぼやいていた。  今日は少し遠くのロケ場所に行くのに、珍しく電車移動で、小夜はコートを羽織っていた。

レイカル50 10月 小夜と秋風の季節に

「あれ? ナナ子、何してるのよ。これまで作ったレイカルたち用の服を集めたりして……」  ナナ子がキャリーケースいっぱいに服を並べ上げているのを目にして、小夜は疑問符を浮かべる。 「まぁ、なんて言うの? ちょうど気温とかも […]

レイカル 49 9月 レイカルと衣替え

 宵闇を駆け抜けるのは、何も慣れたものでもなく。  ただ、最初のほうよりかは少しだけこの戦闘にも掴めてきた――と、作木は小夜のバイクの後部に跨って声にする。 「レイカル! 敵は三体……! ダウンオリハルコンだ……!」

レイカル 48 8月 ウリカルと水刃の残暑見舞い

「それにしたって、どういう風の吹き回しなのかしらねー。水刃のジジィがこの時期に呼んでくるなんて」  サイドカーに乗り込んだナナ子のぼやきに、小夜はうーんと呻っていた。 「そうねぇ……水刃様が私たちを改まって呼びたいなんて […]