JINKI 40 恋ぞつもりて

 砂礫を踏み締める感覚は作業用の《ナナツーウェイ》ならではで、下操主に付き物のストレスも高い。それでも、下操主席から一度として弱音を吐かないルイは素直に称賛できる、と南は差し入れのホットドックを頬張りながら考えていた。

 ――はー、私ならお尻が痛いって理由でパスだわ。よく乗り回しの悪い《ナナツーウェイ》の下操主を買って出るわねー。この子、ひょっとしてマゾっ気があるのかしら。

「……ロクでもないこと考えてるでしょ」

 言い当てられ、南は頭を振る。

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