ウィンヴルガ 12 ②ドミネイトの女性はドミネイトの女たち~アキの場合~

 あまりに理不尽すぎる言葉に絶句した。

 昨夜、私はこの3人に代わる代わる犯されて、何度射精を受けたかも分からない。終わった頃には膣内から精液が溢れ出し、身体中に浴びせられていた。

 男たちは途中休憩を挟んでいたが、私はその間もずっと道具によって責められ続け、一瞬たりとも休息は与えられなかった。凹凸だらけの硬く太いバイブが膣内で猛烈な勢いで暴れまわり、クリトリスや乳首には改造されたローターによって強力な振動を与え続けられれば、必然的に体力を消耗してしまう。

JINKI 102 言葉にしない約束

 相対した《ブロッケントウジャ》が眼窩を輝かせる。その瞳を、エルニィはアームレイカーへと手を通して見返していた。

「……ふんだ。気に入らない」

 ぼやいた自分に対し、愛機であるはずの《ブロッケントウジャ》より声が響き渡る。

『……言っておくけれど、自称天才だからって手加減しないから』

「それはこっちの台詞だよ、ルイ。ボクだって操主なんだ。負けるわけにはいかない」

ウィンブルガ 11 ドミネイトの女性はドミネイトの女たち ①

 私たち――ドミネイトの女性は皆、自分が女に生まれて来てしまったことを呪っている。

 23対46本の染色体のうち、たった1本だけが違っていたばっかりに、男たちに全てを支配されてしまう。野良犬のような男共に処女を食い破られ、女の象徴である子宮の中まで屈服させられる。

 性的奉仕、望まぬ妊娠――狂ってしまった方が楽なのかも知れない。実際そうなってしまった人たちも見て来た……。だけどそれは男に敗北したことを意味する。それだけは絶対に嫌だ。死んでも嫌だ。

 私は絶対に負けたりしない。グロリア様という希望がある限り…………。

   ――――アキの日記より

JINKI 101 笑顔の食卓を

 じーっと牛乳の入ったコップを眺めているルイを視界に入れて、赤緒は立ち止まっていた。

「ルイさん? どうしたんです? じっとして……」

「赤緒。どうして毎朝、これが出てくるの?」

 これと名指しされた牛乳を見やり、赤緒は首をひねる。

「えっと……お嫌いでしたか?」

JINKI 100 巨人狩り 後編③

 全ての音が消失する。

 そんな無音の中で、間違いの象徴のように雲間からこちらを見据えるのは、翼持つ妖魔であった。

「……別の、人機……」

『まさかここまで……《ティターニア》を追い込むとはな。血塊炉を完全停止させる技、ビートブレイク。それを受ければ、わたくしとて危うい。だから、切り札を切らせてもらった』

JINKI 99 巨人狩り 後編②

「わっ、私の《ナナツーライト》が切り込み役?」

 自衛隊の作戦基地に呼び出されたアンヘルメンバーは全員、重苦しい面持ちであったが、エルニィの提言に驚愕を浮かべたのはそれも全員であった。

「そ、そんな……! 立花さん、無茶ですよ! 《ナナツーライト》は!」

JINKI 98 巨人狩り 後編①

「……逸った真似をする。ジュリの《CO・シャパール》には隠密性もあるからこっちじゃ把握し切れない」

 セシルがモニターをさばきながら舌打ちを漏らす。その背中を視界に入れつつヴィオラは口にしていた。

「……ジュリは柊赤緒に何かヒントを与えた……」

ウィンヴルガ 10 Pathetic Song3

「へへっ、お姫様がチンポ舐めてるぜ。悔しそうな表情が堪んねぇな」

「今美味そうに舐めてるとこは、カリっていうんだ。覚えとけよ。お前のマンコを一番抉るところだぜ」

 美味しいなんてことあるはずない。気持ち悪くて今すぐに吐き出したいけど、後ろでスタンガンをちらつかされているからどうしようもない。

ウィンヴルガ 9 Pathetic song 2

 俯いたまま数秒の後、目尻に涙を浮かべながらキッと睨むように男たちの方を見て腰をさらに落とし始めたところで映像が途切れた。

「とまぁ、こんな感じだな。この施設内でお仲間たちがどんな目に遭っているのか理解したか?」

「……あなたたちは本当に最低です!」

「ふふ、敗北したボイドの連中は我々の所有物だからな。自分の立場が分かったなら、さっさと机の上に立て。これ以上手間取らせるようなら、次ははかりとかいう女の拷問を始めるぞ? ちょうど新開発の器具があるらしくてな」

「ぐっ……!」

JINKI 97 巨人狩り 中編③

「しっかし、エルニィの奴。かなり無茶な要求を突き付けたみたいだなぁ」

 シールのぼやきに月子はコックピットに入って反応を見ていた。操主ではないものの南米でいくつもの人機を取り扱ってきた経験がある。

 操縦系統やシステムの整備には自信があった。それは無論、相棒であるシールも、である。

 彼女はパーツを運び出す自衛隊員へと声を飛ばしていた。

「そこ! さっさとパーツを納入してくれ! 敵は待ってくれないんだからな!」

「シールちゃん、日本の自衛隊員さんに向かって……」

 こちらの心配をよそにシールは鼻を鳴らす。