JINKI 78 夏の匂いのする戦場で

《ナナツーライト》の痩躯に無数の循環ケーブルが繋がれた状態は、まるで装置に雁字搦めにされたかのようにさえも映る。

 ケーブルの辿る先は機体の番えた長距離ライフルの砲身であった。

『《ナナツーライト》へ。撃鉄、起こせ』

 その呼びかけにコックピットに収まるさつきは息を詰め、《ナナツーライト》に長距離砲門の撃鉄を引かせる。

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