ウィンヴルガ 16 ②真白が夢の中でもう一人の真白に責められて屈辱絶頂する話し

 マシロが口を〝い〟の形に開くと、上下の歯と歯が乳首に食い込んでいるのが見えた。

「いっ、ぐっ……噛ま、ないでよ……! 痛いからっ! いやぁぁっ!」

 邪悪な笑みを浮かべながら涙目の真白の反応を楽しんでいたマシロが今度は両の乳首を指で摘まんで軽く引っ張り始めた。

「それにこんな大きなおっぱいならロープで縛って天井から吊れちゃうわね……うふっ、想像しただけで絶望的な光景でしょ?」

 2つの胸だけで全体重を支えることで生じる凄まじい激痛に苛まれる身体へと群がる男たちの手……真白はそれを思い浮かべてゾッとした。あり得ない話ではない。もしも敗北を喫してしまうと、それは現実のものとなってしまう。

「女の子には他にも玩具になっちゃう場所があるわよね」

 真白の乳首を摘まんでいた人差し指がそのまま下乳からあばらと通って下腹部のあたりでピタリと止まった。

「女の子にとっては最も大切なここ……」

 そこは子宮があると思しき場所から少し斜め上にある左右の器官……。

「無惨に処女を散らしたあなたは、そこから何本も何本も際限無くおちんちんで犯されては胎内に雄の種を植え付けられる……」

 マシロの指が子宮の場所まで降りて来て、そこをきゅっと押し込んだ。〝もしもの悪夢〟を聞かされながら、真白は歯噛みしつつその光景を見つめていた。

「溢れようがお構いなしに注がれて、あなたの赤ちゃんの部屋は雄汁で満たされる。知っているでしょ? ドミネイターの精子の寿命は通常の2倍。子宮や卵管を大量の精子が泳ぎ回るんだから、若くて未熟な卵なんてあっという間に屈服させられちゃうでしょうね……」

 真白は無言を貫く。

「誰とも知らぬ種で孕まされるあなた。当然、妊娠していようが休むことなく男の相手をさせられる。うふふ……もしかしたら妊娠していない時よりもマニアックでおぞましいことをされちゃうかもね」

 まるで子宮を――いや、その中にいる存在を思い浮かべて慈しむかのように下腹部を撫で回すマシロ。

 嫌でも想像してしまう。大きく膨らんだお腹になっても男たちの欲望をその身に受け続ける――果たしてそうなった時、自分は今の様に気丈に振る舞えるだろうか。今までの様に目の前の存在を睨み付けられるだろうかと考える。

(いや……もしも、そうなったとしても絶対に……)

 ギリッと歯を食い縛る。自分が敵の手に落ちたとしても決して心は負けないと言い聞かせる。

 マシロは嬉しそうな口調で絶望的な言葉を紡ぎ続ける。

「そして迎える絶望の出産……希少種のあなたが出産するところを一目見ようと、大勢のドミネイターが集まるでしょうね。もしかしたらドミネイト全土に中継されるかも。あなたがどれだけ陣痛で泣き叫ぼうとも……」

「あなた、さっきから何が言いたいのよ!!」

 聞くに堪えず、とうとうマシロの言葉を遮った。怒りも露わに声を荒げる真白。

「……絶対に、負けてはいけないってことよ」

「なっ……」

 マシロが見せた予想外の反応。その表情に真白は思わずたじろいだ。それは彼女が初めて見せた真剣で怒りすら感じさせるような表情だった。

「……って言うのは全部冗談で♡」

 しかし、それも一瞬。すぐにいつもの嘲笑をたたえた表情に戻ってしまった。

「ふふふ……玩具になるってことは、言い換えると気持ち良くなるところが多いってことよ」

 マシロはおどけた口調でそう言うと、今度は右の乳首を優しく摘まんでクニクニと捏ね始めた。

「あらら、怖いこと言って驚かせちゃったせいで、まだふにゃふにゃね」

 先程とは打って変わって優しい手つきで乳首を転がす。

「あっ……い、いや……んっ」

 むず痒いような感覚に情けない声を出す真白。マシロはその顔を見て満足そうに口角を上げると、次は左の乳首に狙いを定めた。

「こっちもちゃんと弄ってあげる♡」

 マシロが再び先端を口に含むと、舌を絡ませ始めた。

「ひっ……!? あっ……んぁっ……や、やめ……て……ふぅっ!」

 左右の乳首で迸る形容し難い掻痒感と、乳房の奥から滲み出てくる浮遊感。これまでに経験した事の無い感覚に苛まれて真白の余裕は一気に無くなった。

「ふっ、んん……ふっ、ふっ……はっ、あっ……ふぅ……んくっ……!」

 チュパッと音を立てながらマシロが乳首を口から離す。唾液に塗れてテラテラと淫靡に光る乳首は、快感の波を受けて硬く勃ち上がっていた。

「うふっ、こっちも……」

 間髪入れずに右の乳首へと吸い付くと、くちゅくちゅと唾液音を鳴らしながら舐め始めた。

「んあぁっ! ふっ、あっ、あぁ……だ、だめ……ふぅっ、ふっ……んんっ……!」

 快楽が胸の脂肪に染み入り、次第に真白の口が緩み出す。頬は少し紅が差し、額にはじんわりと汗が光っていた。マシロが乳房の隅々にまで快楽を行き渡らせるかのような手付きで揉み解せば、右の乳首もすぐに勃起した。

「ふふっ、立派になったわね……準備はこれでオッケー」

 マシロはツンと上を向いた乳首を突いて硬さを確認すると、左右の人差し指を乳首に添えた。

 次は何をされるのか――真白はマシロの一挙手一投足から目を離せない。

「可愛い声聞かせてね♡」

 そう言うと、人差し指の爪でカリカリと乳首を引っ掻き始めた。

「んぁっ! あぁっ、ひっ……んっ、んん……ふっ、んぅぅ……!」

 乳首のさらに先端を爪先が往復するたびに胸の奥がゾクゾクと疼き、乳房周りの皮膚がプツプツと粟立った。

(こ、こんなの……何とも……)

  乳首への一点攻撃。どうしても意識は乳首の方へと集中してしまい、官能が加速度的に高まっていく。〝感じていない〟〝気持ち良くなんてなってない〟――そう思えば思うほど、背中に走るぞわぞわとした感覚を意識してしまう。

「ふっ、ふっ、ふっ……ん、んんっ……はっ、はっ、はぁっ……!」

 マシロの厭らしく笑った顔を見まいと俯くと、今度は自分の乳首が弾かれている光景がどうしても入って来る。それが嫌で真白は目をギュッと瞑るが、視界を閉ざすとより一層感覚が鋭敏になってしまい、どうしようもない快楽のスパイラルに陥っていく。

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