JINKI 83 ささやかな眠りにつく前に

「モリビトの駆動系はナナツーのものが流用されていて……で、代替部品をすぐには揃えられないから、関節部やブルブラッドの消費を少なくするために、されている工夫が……」  そこまでマニュアルを読んだところで、ノックの音が耳朶を […]

ウィンヴルガ 6 真白のとある1日3

「――――い゛っっ!?」  突如、私の意志とは無関係に、膣がディルドを思いきり締め付け始めた。 「な、何これっ!? 痛いっ!! 痛いいいいぃぃぃっっ!!!」  棒を力の限り握り締めるように、膣がディルドをギチギチと締め上 […]

レイカル 18 7月7日 レイカルの七夕

「いーやっ! 絶対にこのほうがいいっ!」  譲らないレイカルにカリクムは言いやる。 「私はこっちのほうがいいって言ってんだよ! なぁ、小夜ー、こいつどうにかしてくれよ!」  二人をどこか余所目に小夜は嘆息をつく。 「…… […]

JINKI 82 鮮やかに、澄み渡る

 訓練場の片隅で、駆け抜ける紫色に塗装されたトウジャを目に留めて、両兵は立ち止まる。 「……ありゃ、何だ? 訓練の中にゃ、自衛隊のための《アサルトハシャ》と、ナナツーの編成案しかなかったはずだが」  紫色のトウジャはシャ […]

ウィンヴルガ 5 真白のとある1日 2

 朝食の後、私は〝調教〟を受けるためにドミネイト兵の研究施設のような場所へと連れ出される。エントランスに入る時も、廊下を歩く時も服は着させてもらえない。すれ違うドミネイト兵の男達がジロジロと欲望剥き出しの獣じみた視線を向 […]

JINKI 81 帰る場所があるなら

「あっ……立花さんってば、またゲームしてる……」  洗濯物を取り込んだ赤緒はじっとテレビの前で居座っているエルニィを見咎めていた。別段、ゲームをするなと言っているわけではない。ただ、節度を守って欲しいと感じているだけだ。 […]

ウィンヴルガ 4 真白のとある1日 1

 楽しかった日々の夢を見る。  大切な妹とのかけ換えのない日々。皆が笑い合って毎日を過ごし、将来への不安なんて無かった。こんな日々がずっと続くのだと疑ったことも無かった。  だけど…… 「う、ん……」  意識が優しい思い […]

JINKI 80 いつか願いが咲く日まで

 はい、と白い封筒を差し出され、赤緒は当惑する。 「……何ですか? これ」 「初任給よ。赤緒さん、頑張ってくれているから」  南の口から出た言葉に赤緒はまごついてしまう。 「そんな……っ、受け取れませんよ……」

JINKI 79 歩くような速さで

 ふわぁ、と欠伸を噛み殺し、赤緒はパジャマ姿のまま、台所へと顔を出していた。  既に朝食の用意をしている五郎へと挨拶する。 「おはようございます……五郎さん」 「赤緒さん、おはようございます。今日も登校日ですよね?」 「 […]

ウィンヴルガ 3 真白&飛花 悲惨なる末路3

 凄まじい絶叫が響き渡る。  脳天まで激痛が駆け抜ける。感じる間もなく一瞬にして処女膜は裂け、薄っぺらな障壁を突破した硬質の異物は膣壁を容赦なく削りながら、未使用の膣道を無理やり限界まで拡張する。その先端が子宮口に食い込 […]