JINKI 57 白鯨の討ち手

 静謐に沈んだ湖畔は月明りを映し出している。

 蒼く染まる夜、付近の木々より鳥の鳴き声が朗々と響く中で、半ば泥に塗れたジャングルの小道を亜熱帯仕様が施された《ナナツーウェイ》が歩んでいく。

 乳白色の標準型だが、熱に強い特殊装甲を三枚、加えて組み付いてくる相手に対しての反応装甲を一枚備えていた。

 ほぼ重装備に等しい《ナナツーウェイ》は三機編隊。

 それぞれ重厚な足跡を刻みつつ、ジャングルを分け入る。

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