JINKI 240 相応しい場所で

 いつになく緊迫した様子で、居間に通された赤緒は南たちの顔色を窺っていた。「……お、お茶が入りましたよー……って」 南はどこか似つかわしくない赤縁の眼鏡をつけて、書類を整理している。 その鬼のような速さと的確さに目を奪わ […]