JINKI 109 虚無の空に向けて 投稿者:綱島志朗公式サイト管理人 2020年12月5日2020年12月5日 JINKI 109 虚無の空に向けてにコメント 黒い稲光が、中天でぱっと弾けた。 そう認識した時には、大地は荒れ果て、草木は枯れ、この世の彼方としか思えないような光景が出現する。 自分はその日も変わらず、食糧の調達に赴いていたのであるが、集落を襲ったその漆黒の波動が埋め尽くしたその瞬間には、目を見開いていた。 一瞬である。 ページ: 1 2 3 4