JINKI 200 南米戦線 第十六話 「霜月桜花」 【16】「霜月桜花」 黎明の光を浴びて、両兵は向かってきた旧式のナナツーの改修機を目の当たりにする。 『あれは……EMANON人機だ』 「エマノン?」 ページ: 1 2 3
レイカル41 1月 レイカルとおみくじ 「うわーん! 創主様ぁーっ!」 突然にレイカルに泣きつかれて、帰って来たところの作木は困惑してしまう。 部屋へと視線を投じれば当たり前のように帰宅している小夜と、カリクムが肩を竦めていた。 ページ: 1 2 3
JINKI 200 南米戦線 第十五話 「少女が見てきた戦場」 【15】「少女が見てきた戦場」 「査問会って……だってあれは、エルニィのせいじゃないはずです!」 青葉の抗議の声を受け、南は困り顔でこちらを見返してきた。 ページ: 1 2 3
JINKI 200 南米戦線 第十四話 「暗黒は芽吹く」 【14】「暗黒は芽吹く」 カラカスをいつまで試すつもりだ、と問いかけて来たのはカリスであった。 「後生大事に《キリビトプロト》とやらを使っている場合でもないんじゃねぇか? 面倒な抵抗勢力だって出てきている。お前だって分かってねぇわけじゃないはずだ、ジュリ」 「あら、カリス。それ、嫉妬? 見苦しいわね」 ページ: 1 2 3
JINKI 200 南米戦線 第十三話 「世界に縛られるだけの」 【13】「世界に縛られるだけの」 野営地に後続が追いついてきたのはもう夜も更けた頃合いで、両兵は火を絶やさないようにと言いつけながらリーダーたちを出迎える。 ページ: 1 2 3
JINKI 200 南米戦線 第十一話 「後ろは振り向かない」 【11】「後ろは振り向かない」 『データの試算完了。移送は数日以内に行われるはずだ』 情報屋の声を《バーゴイルミラージュ》のコックピットの中で聞いていたメルJはボリュームを絞っていた。 ページ: 1 2 3
JINKI 200 南米戦線 第十話「青葉の抗い」 【10】「青葉の抗い」 『青葉、敵機は西方に展開、抑えられるか?』 広世の通信を聞き入れつつ、青葉はその丹田に力を込めて応じる。 ページ: 1 2 3
JINKI 200 南米戦線 第八話「目覚め、宵闇に咲く」 【8】「目覚め、宵闇に咲く」 「オガワラ。乗機の修繕は終わったのか?」 「あン? まだだよ、そんなもん、一朝一夕じゃ終わるか」 「それもそうだな」 ページ: 1 2 3
JINKI 200 南米戦線 第九話 「誕生、黒髪のヴァルキリー」 【9】「誕生、黒髪のヴァルキリー」 「――本当に、あんたは身勝手よね」 モリビトのコックピットの中で二年振りの再会を果たしたルイに、青葉は頬を掻く。 「えっと……背、伸びたよね……ルイ」 ページ: 1 2 3