レイカル41 1月 レイカルとおみくじ

「うわーん! 創主様ぁーっ!」

 突然にレイカルに泣きつかれて、帰って来たところの作木は困惑してしまう。

 部屋へと視線を投じれば当たり前のように帰宅している小夜と、カリクムが肩を竦めていた。

JINKI 200 南米戦線 第十五話 「少女が見てきた戦場」

【15】「少女が見てきた戦場」

「査問会って……だってあれは、エルニィのせいじゃないはずです!」

 青葉の抗議の声を受け、南は困り顔でこちらを見返してきた。

JINKI 200 南米戦線 第十四話 「暗黒は芽吹く」

【14】「暗黒は芽吹く」

 カラカスをいつまで試すつもりだ、と問いかけて来たのはカリスであった。

「後生大事に《キリビトプロト》とやらを使っている場合でもないんじゃねぇか? 面倒な抵抗勢力だって出てきている。お前だって分かってねぇわけじゃないはずだ、ジュリ」

「あら、カリス。それ、嫉妬? 見苦しいわね」

JINKI 200 南米戦線 第十三話 「世界に縛られるだけの」

【13】「世界に縛られるだけの」

 野営地に後続が追いついてきたのはもう夜も更けた頃合いで、両兵は火を絶やさないようにと言いつけながらリーダーたちを出迎える。

JINKI 200 南米戦線 第十一話 「後ろは振り向かない」

【11】「後ろは振り向かない」

『データの試算完了。移送は数日以内に行われるはずだ』

 情報屋の声を《バーゴイルミラージュ》のコックピットの中で聞いていたメルJはボリュームを絞っていた。

JINKI 200 南米戦線 第八話「目覚め、宵闇に咲く」

【8】「目覚め、宵闇に咲く」

「オガワラ。乗機の修繕は終わったのか?」

「あン? まだだよ、そんなもん、一朝一夕じゃ終わるか」

「それもそうだな」

JINKI 200 南米戦線 第九話 「誕生、黒髪のヴァルキリー」

【9】「誕生、黒髪のヴァルキリー」

「――本当に、あんたは身勝手よね」

 モリビトのコックピットの中で二年振りの再会を果たしたルイに、青葉は頬を掻く。

「えっと……背、伸びたよね……ルイ」